みなさん、今週もお疲れ様でした。土日のお休みを満喫しているひろです。
ここ最近は営業数字の調子が芳しくなく、今勤務している会社の決算が3月なので、現在ラストスパートをかけている状況です。毎日眠たい笑
同じような境遇の営業の方は全国にたくさんいらっしゃると思います。営業として数字の達成・未達成はたとえ1円であったとしても、その差は大きなものがありますもんね。。。
とりあえず、体調は崩さないように詰めて頑張っていきましょう!仕事をする上で身体は一番の資本だと思いますので。
それでは本日はとあるタクシー会社さんについて調べてみたことをご紹介。
関東にお住まいの方はご存知な方もいらっしゃるのではないかと思いますが、テレビでも紹介されていたりする企業です。
たまたま出張の折に利用させていただく機会がありまして、移動中運転手さんに聞かせてもらった話も含めてご紹介させて頂きます。
ちょっと変わったタクシー会社
さて、冒頭名前だけご紹介したタクシー会社さんですが、他のタクシー会社と比べてちょっと変わった(攻めた?)サービスを展開しておられます。
サービスの詳細に関しては後ほど触れますが、一言で表すと「企画型タクシー」とするのが一番近いでしょうか。
競合のタクシー会社と同様に、移動サービスというところが本業であることはもちろんなのですが、移動+αといった形で、他社にはない価値を生み出している企業です。
三和交通って?
正式名称は三和交通株式会社で、タクシー事業を主たる業として活動をされている会社です。
公式HP
事業概要を確認すると、関連会社にガソリンを取り扱う商社や、ガソリンスタンド、自動車修理、自動車教習所、ゴルフ場の経営にも参画されているようです。
上記の通り「車」に関係する事業を複数経営されているようですね。
このご時世、特定業界での一本足打法は身軽ですが、外部環境が悪化した際に崩れてしまうのも早いので、安定的な経営をされている企業という印象を持ちます。
会社概要
三和交通株式会社さんの設立は、昭和40年(1965年)11月20日とのことでしたので、設立から50年以上経っている老舗の企業さんですね。
また資本金の額から、恐らく親会社であろう三和物産株式会社さんの設立は、昭和22年(1947年)1月15日のようです。終戦が1945年からになりますので、戦後間もない時期に設立され、今日に至るということですね。
残念ながらホームページからは設立に至った流れが見当たりませんでしたが、三和物産の事業内容の表記順を見るに、元々は石油類の販売から事業をスタートされているのではないかと推察します。
そこから人口増加等の背景もあり、タクシー事業にも参入されていったのではないかと。
上記はあくまで推察ですので、間違っていたらすみません。(たまたま関係者の方がご覧になられることがあれば、ご教示頂きたいです。)
企業の所在地は横浜市ですね。
また横浜だけでなく、関東圏を中心に営業所を多数開設されており、東京・八王子・多摩・小平・埼玉と名のついた営業所を展開されておられます。
前回ドライバーさんに伺った話だと、タクシードライバーが100名程在籍されているとのことでしたので、角営業所に10~20名程が在籍されている感じでしょうか。
ここまで自分で紹介していて何ですが、上記の内容からはとても変わったタクシー会社という印象は受けませんね。むしろ堅実な印象を受けるので、「変わった会社」からは正反対のイメージを持ってしまうほどです。
何が変わっているのか
さて、ここからは一体この会社さんの何が変わっているのかについて、核心に触れていきましょう!
冒頭チラッと出ておりましたが、「企画型タクシー」というものを実施されているんですね。
その企画内容が、なかなか遊び心があって面白そうなんです。
この記事を書いている時点では、黒子のタクシー、SP風タクシー、お花見タクシーといったようなイベントが紹介されていました。
イベント紹介ページ
色々種類があって面白そうですが、私が三和交通さんをメディアで初めて見たのは、確か「心霊タクシー」だったと記憶しています。

心霊タクシー
これは特定エリアの心霊スポットを回っていくツアーのことで、2017年は横浜、東京、埼玉といった複数のエリアで実施されていたようです。
エリアの中でもいくつかのコースを選ぶことができるようで、3時間のコースとかもあったりするみたいですね…。なかなか長い笑
道中はずーっと車内にいる、というわけではなく、目的地に着いたら時間を区切って車を降りて散策もOKらしいです。(好きで来ているお客さんは結構ですが、毎度仕事で来なければいけない運転手さんは怖くないのでしょうか?)
ここからはドライバーさんに聞いた話ですが、カップルの利用者が多いみたい&男性より女性の方が楽しんでいる方が多いとのことでした。
女性は強いな…なんて思っていましたが、そもそも心霊タクシーにお化け嫌いな彼女を無理やり連れてくる彼氏もいないだろうという考えに至りました。
なので「ホラー好きな彼女が彼氏を誘う → 彼氏ビビりまくり」といった構図がタクシー車内で繰り広げられているのかもしれません。かわいそうに。
また心霊タクシーが行われる時期には、心霊タクシー担当のドライバーが数名選出されるとのことでした。
ということは、その担当者に指名された場合、心霊タクシーシーズンは高頻度で心霊スポットまわりまくりという事になります。
私もホラーは好きですが、さすがに毎日のように心霊スポットを3時間回らなければならない…と考えると、さすがにちょっと遠慮したいですね笑
後これを聞いて企画に力が入っているなー!と感じたのですが、この心霊タクシー、その年の企画が終了するまで、具体的なコースが社内の人間にも秘密にされるんだそうです。
理由は情報漏洩を防ぐためとのことで、企画1つとっても全力で取り組まれている姿勢が素晴らしいですね!
記事を書いている時点では残念ながら肝試しシーズンには寒すぎる…ということもあり、まだ予約受付も行われていない様子ですが、恐らく今年も開催するのではないかとのことでした。
興味のある方は私の代わりに是非。私は残念ながら関東には仕事で行くぐらいなものなので、なかなか行けそうなタイミングがありません…。
顧客への提供付加価値の付け方
三和交通さんの取組として、様々な企画タクシーを実施されていますが、今後はこうした「顧客にとっての付加価値」をどのように実現するのかといったところが、競合との差別化、その企業の価値向上につながってくると言えますね。
人口が右肩上がりであれば、ニーズがある限り利用者も増加し、おのずと市場全体の規模も上昇していきますので、市場内で同じシェアを維持し続けるだけでも売上等は増加していきます。
ですが皆さんご存知の通り、これからの日本は人口も減少していきます。
そうなってくると、市場でのシェアを上げなければ、売り上げを維持することも難しくなってくるというハードモードになってきますので、これまで以上に工夫が求められる状況になってしまいます。
その「工夫」を、三和交通さんではこうした企画タクシーを実施することで、顧客に新たな価値を提供したり、その話題性を持って広告効果として活用されているというように思います。
ドライバーさんは、何故こういう企画タクシーが行われるようになったのかという私の質問に対して、「こういうの、社長が好きだから」と答えておられましたが、きっと社長さんもこうした危機感と狙いをもって、新たなチャレンジをされたのだと思います。
いかに顧客に価値を提供するか、これは日々の仕事でも忘れずに取り組み続けていきたいですね。
これを考えられなくなると、今以上の成長は望めなくなると思いますので。
顧客は「体験」を求めている?
あと昨今の消費者は「体験」を重視する傾向にあると思います。
この企画タクシーもそうですが、利用することによってモノを買うわけではないため、購入者は心霊タクシーに乗って得ることのできるであろう、体験を買っている状態ですよね。
恐らく一昔前であればモノを買うことに対して満足感が得られていたというのが多くあったかと思いますが、最近は自身の体験を不特定多数の人に発信できる仕組みが増えたことから、より「体験」に対価を支払う人が増えてきたように思います。
私がこうしてブログで発信しているのもその一つですしね。あと最近はTikTokなども流行っていますし、流行り廃りのスピードがはやいですね。
まあ私もアラサーのおじさんなので、そうしたサービスを積極的に利用することはないと思いますが、世の中に取り残されてしまわないように、追いついていけるように頑張っていきます笑
それでは本日はこのあたりで!
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