【証券会社での営業実録】一日の流れを振り返る

頭を抱える 営業
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どうもひろです!今日で1月も終わりですね~、早い!

今月は家族が入院してしまったりと、バタバタしていたということもあり、出勤日が世のサラリーマンよりも少なくなってしまったので、未だに業務へのモチベーションのエンジンを入れることができていないダメリーマンです。

最近はアドセンスの申請にも落ち続けており、今現在3回目の申請を行ったところです。

1回目はプライバシーポリシーを守れていないとのことだったので、一部の記事を下書きに戻したりしましたがダメ。

2回目はサイトが見つからなかったとのことでダメ。

これ、なかなか心折れそうなんですが、諦めずにやってやります。継続は力なり笑

さて、今日はネットでもたまに見かける証券会社の営業業務の一日の流れについて、自身の体験談を振り返りながら皆さんに紹介をしていきます。

これから就職活動を始める方、かつ証券会社に興味のある方は、是非読んでください。


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証券マン、1日の業務の流れ

出社

入社前に聞いていた話では、証券会社の朝は早い…という噂でしたが、実際はもう少しマイルドでした。

私のいた支店では、若手は大体8時前ぐらいに出社して、8時30分から朝の全体会議スタートといった流れでした。

ちなみに役職付きの上司はもう少し早く、当時の上司の中で一番早くに来ていた人は、大体毎朝6時30分には出社、その日の準備を始めておられたと記憶しています。

ただしこれは支店やその時の上司にもよるため、上記の時間がスタンダードであるということはないです。

恐らく私の環境は朝が遅い方で、同期の中にはもっと朝早くから出社(6時に出社している同期もいました)して、前日のNY市場での出来事について日経新聞を元に読み合わせをしていたという話も聞いています。

また、例えば募集物などで追い込みをかけているときなどは朝早めに出社して、外出用の資料を大量にコピーしたり、郵送用に手書きの手紙を書いたりしていた時期もありました。

※募集物とは、例えば債権や株式など、支店で売らなければならない金額が決まっており、期日までに全て売り切らなければならない商品のこと。

金額の大きいものだと1人あたり数千万円のノルマを課せられることもある。ちなみに手数料は安いことが多いので、若手の仕事とされる場合も多い。

朝会

出社後の朝の全体会議では、支店としての募集物や収益等、追いかけなければならない数字についての共有があります。

またそれ以外にも私のいたころだと、NISAの開設件数など、その時々に追わなければならない数字についても共有がなされていました。

全体会議が終わると、そのまま課長を筆頭に課の会議が始まります。

ここで先ほどの支店としての目標が課に割り振られ、その数字を達成するために各個人に数字が割り振られていくのです。

以前の記事で紹介しましたが、ここで募集物を500万だとか、外国株式の売買各自1,000万といった目標を課せられます。

どこのお客様に提案して、どうやって売っていこう、なんて考えながら席に戻ってからが、本格的な1日の始まりとなるのです。

前場スタート

会議が終了すると、それぞれが前場スタートに向けて準備を始めます。

前場とは午前中の株式取引が可能となる時間のことで、9時にスタートします。

証券会社は株式の売買時に手数料を頂き、それを収益とする会社の為、株式を保有していただくだけでは収益を出すことができません。

そこでお客様に銘柄の売買を提案していくのです。

ちなみにこの際にどんな銘柄を提案するのかは営業マンのセンスによるところが大きいです。

競合の会社なんかは、本社や支店長からのトップダウンで提案銘柄もある程度絞られるという話を聞いたことがありますが、私のいた会社ではそんなことはありませんでした。

社内情報を元に提案する株式を決める営業もいたり、自身の考えやセンスで提案する銘柄を決める営業もいたりと様々でした。

その為上昇する銘柄をよく提案できていた営業は、お客様からの信頼も厚く、そういった面ではやりがいのある部分もあったと思います。やっぱり利益を出してもらって喜んでもらうことは素直に嬉しいので。

またそれが自分で色々比較・検討をして、提案を行った株ならなおさらです。

こうして前場が始まり株式の売買をしてもらって、役職ごとに応じた月目標の日割り分の収益を達成した後は、別の商品の販売に取り掛かります。

ここまでの動きは大体前場が始まってから1時間くらいで終わらせることが多いです。

(終わらない場合は収益を積み上げるために、他のお客さんにひたすら電話で連絡です。)

募集物・投資信託

さて、無事に収益の目安が立った場合は、募集物と投資信託の純増の為の動きへとシフトしていきます。

基本的には電話であたりをつけて、可能性がありそうなお客様の元へ訪問することが多かったです。

そこで購入が決まれば目標達成、決まらなければ別のお客様へのアタックを繰り返していく感じです。

そうして収益の目途がたち、募集物や投信も無事に目標を達成した後は、基本的にどんな動きをいていようが特に何も言われません。

よく聞きますが、「証券会社は数字が人格」な面は大きいです。もちろんそれだけではない部分もありますが、基本的には数字ができる人が営業場では正義です。

なので、数字ができた人はゆったりお客様と電話をしたり、新規開拓の為にテレアポや飛込を行ったり、明日以降の数字達成の為に種をまきに行ったりと自由に動くことができるのです。

ここまでが大体午後の動きとなることが多いです。

1ヶ月の流れ

私のいた証券会社では、基本的に1ヶ月単位で数字は締められていきました。

同期や同役職の方と比較した順位については、毎日のように成績表が更新・公開されていくのですが、そういった順位も全て1ヶ月単位で仕切り直しされていきます。

どんなに良い成績を収めても、来月の頭はまたゼロスタートとなるのです。

これは結構憂鬱な時もありましたね。

というのも大きな金額の案件を上旬に決めてきた月、数字ができている月なんかは、誰にも何も言われずに自由に営業活動を行うことができますし、とにかく数字が人格であると紹介した通り、上司や先輩からの当たりがすごく柔らかくなるのです。

ただこれもその月が終わってしまうとリセットされてしまうため、また結果を出していかないといけません。

仮に前月結果を出していて、今月結果が出ていないという状態になってしまうと、さぼっているなんてレッテルを貼られてしまうこともあったりしたため、気の抜けない日々が続いていました。

逆にできていない月はそのリセットがありがたく感じるときもありましたが…。そういう意味では一長一短なところはあるかもしれませんね。

ただできていない月は、月末に向けて数字を達成させるべく、上司から月末まで鬼のように詰められる時もありますので、会社に行くのがすごく憂鬱であったことを覚えています。

また月初めはスタートダッシュが肝心!ということで、特に収益を稼ぐように指示を受けます。(初日は日割りで3日分稼げとよく言われました。)

そのため、前月末から初日の収益づくりの為に準備を進めていくのですが、数字ができていないと来月の準備なんてできるはずもなく、負のスパイラルが続いてしまう…なんてこともありました。

振り返り

今となっては懐かしい記憶ですが、当時はこういった流れの中で毎日どうやって数字を作ろうかということばっかり考えていました。

現在も営業職に従事しているため、もちろん営業目標としての数字に対してシビアに毎日取り組んでいますが、証券営業の数字に対する意識と詰め方は、他の業界と比べるとまた特殊なように感じます。

そうした環境でもメンタルが傷つくことなく、「自分はできる!」という気持ちを強く持って、日々営業活動を行うことができる方は適性があるように思います。

逆に詰められた時に、自分で自分を追い込みすぎてしまうような方には、こういった環境は少し厳しいものがあるのかもしれません。

特に学生の方でこれから就活に臨まれる方は、自己分析を行う際に、ご家族やご友人など親しい方に、自分の特徴について確認されることをおすすめします。

自分自身では気づいていない特徴って結構あって、そういうところは周囲の人に確認すると見えてきますので、その意見を参考に、自身の能力を発揮することのできる分野へ進まれることを願います。

それでは本日はここで終わりにしたいと思います。

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